ミニバスのスコアシート書き方完全ガイド!タイムアウトや交代の記録方法

ミニバス スコアシート 書き方を調べてこの記事にたどり着いた方は、試合中の得点やファール、タイムアウトの記録をどう付ければいいのか迷っているのではないでしょうか。
ここでは、2025年版のJBA公式ルールのポイントをはじめ、PDFやエクセルの無料テンプレートの入手方法、タイムアウトやファールの正しい書き方、さらにスリーポイントや選手交代、出場時間の記録方法まで、しっかり整理してお伝えします。
加えて、動画を活用した練習方法や2023年からの変更点との比較も紹介しますので、スコアシートの記入がぐっと分かりやすくなり、安心して取り組めるようになります。
■この記事を読むことでわかること
- 2025年版JBA公式ルールを踏まえたスコアシート記入の基本がわかる
- PDFやエクセルによる無料テンプレートの入手と活用方法がわかる
- タイムアウトやファール、スリーポイント、交代に関する記入ルールが理解できる
- 動画や2023年との比較を通じて効率よく練習できる方法がわかる
ミニバススコアシートの書き方の基本と最新情報
この記事のセクションでは以下の内容について解説します。
- 2025最新のJBA公式ルール要点
- PDFとpdf 2025の入手と使い方
- エクセル ダウンロード 無料の手順
- タイムアウトの正しい記入規則
- ファール 書き方と記号の一覧
2025最新のJBA公式ルールの要点

2025年度に押さえておきたい公式の要点を、スコアシート記入の観点から整理しました。大会現場で迷わないよう、色分けや記号、タイムアウト計測、ショットクロックの扱いまでを一気通貫で確認しておきましょう。まずはここを土台にそろえておけば安心です。
今年まず押さえるハイライト
- 1Q・3Qは赤、2Q・4Q・OTは黒(青)で記入する色ルールが明確化されています。未使用欄の消し方(二重線・斜線)やタイムアウトの「経過分」表記も具体例つきで示されています。
- スリーポイントの記録は、採用試合のみ背番号を丸で囲んで示します。
- タイムアウトは各クォーターとOTに1回ずつ。計測は45秒で、35秒と45秒にブザーを鳴らします。
- ショットクロックは基本24秒。オフェンスリバウンド後などは14秒リセット、終盤表示の扱いも手順が定義されています。
- 全国大会の特別競技ルールとして、2025年度はスリーポイントが正式導入されています。リング305cm・6号球は次回全国大会から予定されています。
記入の色・記号・消し方はここまで統一
- 色分け:1Qと3Qは赤、2Q・4Q・OTは黒(または青)。これに合わせて「出場時限」「ファウル(個人・チーム)」「タイムアウト」も書き分けます。
- 記号:ファウルはP(パーソナル)/U(アンスポ)/T(テクニカル)などの記号を用い、フリースローが伴う場合は本数を添記します。
- ランニングスコア:フィールドゴールは対角線、フリースローは塗り丸で示し、各Q終了時は最後の得点を太丸で囲み太線で区切ります。自チームゴールは▲で記録します。
- 未使用欄:クォーターで使わなかったタイムアウトは2本線、チームファウルの未使用枠は縦の二重線で処理するなど、欄の埋め方まで定められています。
下の早見表を印刷してスコア台に置いておくと、現場で迷いにくくなります。
項目 | ルールの要点 | 覚え方メモ |
---|---|---|
色分け | 1Q・3Q=赤、2Q・4Q・OT=黒/青 | 奇数Qは赤でそろえる |
タイムアウト記入 | 経過時間の分を記入、未使用は2本線 | 6分Qなら「残2:35→4」 |
個人ファウル | P/U/T等+必要に応じてFS本数 | 右下に本数を添える |
ランニングスコア | 2点=対角線、FT=塗り丸、3点=番号を丸囲み | 3点は採用試合のみ |
タイムアウトは「1Q1回・45秒・35秒/45秒ブザー」
U12のタイムアウトは、各クォーターとOTに1回ずつ。審判が合図したら45秒を計測し、35秒と45秒でブザーを鳴らします。ショット後のタイムアウトでは、ゲームクロック停止と同時にブザーを入れる扱いも押さえておきましょう。会場のブザー位置によってはスコアラーが代わりに鳴らす運用も想定されています。
さらに、タイムアウトの請求が成立するタイミングや、交代が認められる場面も整理されています。迷いやすい「どのタイミングなら取れるか」は、合図表を目で覚えておくと現場で強いです。
ショットクロックは24秒基準、リバウンドで14秒
ショットクロックの基本は24秒。シュートがリングに当たって攻撃側がボールコントロールを確立した場合は14秒リセット、守備側コントロールなら24秒に戻ります。シュートがリングに当たらなかった場合は、攻撃側が続けてコントロールしてもクロックは止めません。
また、終盤表示の扱いも明文化されています。残り24秒未満でリセットが生じたら非表示を継続、残り14秒未満では競技時間終了まで非表示を続ける運用です。機材によっては24表示で代替することもあります。この「終盤非表示」は現場での食い違いが起きやすいので、オペレーター間で事前に確認しておくと安心です。
ポゼッションアローとハーフタイムの切替
ジャンプボール後、いずれかのチームがコート内でボールコントロールを確立したら、相手の攻撃方向をアローで表示します。ジャンプボールシチュエーションのスローインでは、ボールがコート上のプレーヤーに触れた瞬間にアローを反転。
ハーフタイム入りで速やかに後半の最初のスローイン側へ矢印を変え、審判と相互確認しておくのが流れです。
「声出し」ルールで伝達をそろえる
スコアラーとアシスタントスコアラーは、色・番号・合計得点、個人とチームのファウル数などを同時に復唱し合い、合図(サムアップ)で確認します。観客や選手に向けたアナウンスではなく、TO間の情報共有が目的です。
誰が何をコールするか、どの順で返すかまで例文で定型化されているので、クルー全員で表現を合わせておくとミスが大幅に減ります。
全国大会の特別ルール(3ポイント)と現場の注意
2025年度の全国ミニバスケットボール大会では、特別競技ルールとしてスリーポイントが正式導入されました。一方で、リング305cmや6号球の導入は次回全国大会からの予定で、各都道府県予選やブロック大会への適用は未定です。
つまり、スリーポイントの採用可否は大会要項で必ず確認が必要です。スコアシートでは「採用時のみ3点は背番号を丸囲み」で統一しておけば、どの試合でもブレません。
運用が細かくてややこしく見えますが、実際は「色」「記号」「合図」をそろえれば格段に安全に回せます。現場での判断を減らし、書式・手順・コールをルール通りに淡々と積み上げる。これがミスを減らす一番の近道です。
PDFとpdf 2025の入手と使い方

2025年度版のスコアシートは、日本バスケットボール協会(JBA)が公式に配布しているPDFを利用するのが最も安心で確実です。
公式サイトには最新版のスコアシートが公開されており、全国大会から地域大会まで幅広く共通して利用できるフォーマットが用意されています。まずは最新ファイルを手元に準備しておくことが、スムーズな試合運営の第一歩になります。
PDF版の利点は、次のように整理できます。
- 即時利用可能:ダウンロードしてそのまま印刷すれば、すぐに記録に使える
- 正確な書式:余白や記号欄などが統一されており、記録ルールの確認にも役立つ
- 見本として使える:記入例を横に置いて参照すれば、誤記や見落としを防ぎやすい
さらに、PDFファイルは解像度が高いため、縮小印刷して練習用に使うことも可能です。日常の練習で利用する際は「実際の試合と同じ条件」で書くことで、本番の記録作業にスムーズに対応できます。
なお、JBAの公式資料は常に最新のルール改訂に基づいて更新されているため、古いスコアシートを流用してしまうと「記号が違う」「記入欄が足りない」といった混乱を招く恐れがあります。毎年、年度の切り替わりに最新版をダウンロードする習慣をつけておきましょう。(出典:日本バスケットボール協会 https://www.japanbasketball.jp)
無料エクセルシートダウンロードの手順
エクセル形式のスコアシートは、パソコンでの入力や自チーム用のカスタマイズを行いたい場合に非常に便利です。多くの地域協会や指導者向けに無料テンプレートが公開されており、特別なソフトを購入する必要はありません。
エクセル版の魅力は、次の点にあります。
- 自動計算機能:得点やファウル数を入力すると、自動的に合計を算出できるテンプレートもある
- チーム専用カスタマイズ:選手名をあらかじめ入力しておけば、試合ごとに書き直す手間が省ける
- データ保存が簡単:試合ごとの記録を電子ファイルで管理でき、シーズン通してデータを蓄積できる
ダウンロードの基本手順はシンプルです。
- 公開されている公式または地域協会のサイトにアクセス
- 最新のテンプレートを選び、エクセル形式で保存
- ダウンロード後に必ずファイルを開き、形式崩れや計算式エラーがないか確認
- 必要に応じてチーム名や選手名をあらかじめ入力して準備
印刷用として使うのはもちろん、クラウドに保存して共有すれば、指導者や保護者間でスムーズに記録を分担できます。デジタル管理が進む今だからこそ、無料で利用できるエクセル版を積極的に活用する価値は大きいといえるでしょう。
なお、下記よりPDFを直接ダウンロードも出来ます。
http://nagasaki.japanbasketball.jp/mini/img/MINI_scoresheet_20190401.pdf
タイムアウトの正しい記入規則

タイムアウト欄は、単なるチェック欄ではありません。試合の公正性を担保する公式記録として、決められた表記ルールで正確に残す必要があります。ここでは、経過時間の書き方、各クォーターでの扱い、未使用時の処理、そしてブザーや合図との関係まで、実務で迷いがちなポイントを整理します。
記入の基本ルール(U12の標準運用)
- 1クォーターにつき各チーム1回、オーバータイムも1回まで扱います
- 記入色は1Q・3Qは赤、2Q・4Q・OTは黒(または青)で統一します
- タイムアウトを取得したら、該当クォーターの欄に「経過時間(分単位、切り上げ)」を数字で記入します
- そのクォーターでタイムアウトを使わなかった場合は、欄に横二重線を引いて未使用を明示します
経過時間は「そのクォーターの総分数 − タイムアウト時点の残り分数」で求めます。秒が1秒でも残っていれば、分に切り上げます。
例(クォーター6分制の場合)
- 残り2分35秒で取得 → 記入は4
- 残り0分59秒で取得 → 記入は6(0:59は1分に切り上げ、6−1=5…ではなく、残り分の切り上げではなく経過の切り上げに注意。0:59は「経過5分に満たないが切り上げで6」ではなく、運用は「経過分の算定で秒があれば次の分へ」になるため、記録台では事前にチーム内で統一しておくと混乱を避けられます)
例(OT3分制の場合)
- 残り0分9秒で取得 → 記入は3
実務では「切り上げ」の解釈揺れが混乱のもとになります。大会要項やTO責任者の指示がある場合は、その運用に従ってください。現場では、開始直後のタイムアウト(6分制で残り5:50など)も「1」と書く扱いで統一しておくとミスが減ります。
記入手順のミニフロー
- 審判がタイムアウトを認めたら、スコアラーはブザーとT字ジェスチャーで合図を反復
- タイマーは45秒を計測し、35秒・45秒でブザーを鳴らします
- スコアラーは該当クォーターのタイムアウト欄に「経過分」を記入
- 使わなかったクォーターの欄は、終了後に横二重線で未使用を明示
- 再開前に、両チームが5人ずつ整列しているかを目視確認(スコア台で片手を開いて挙上)
早見表:残り時間と記入値の関係(6分Q/3分OT)
フェーズ | 残り時間の例 | 記入欄に書く値 | 備考 |
---|---|---|---|
6分Q | 5:31〜6:00 | 0または1の扱いを事前統一 | 序盤で揺れやすい部分。大会運用に従う |
6分Q | 2:35 | 4 | 典型例(6−2=4、秒は切り上げ扱い) |
6分Q | 0:59 | 6の扱いを事前統一 | 秒の切り上げ解釈に注意 |
3分OT | 0:09 | 3 | OTは3分基準で同様に算定 |
よくあるミスと回避策
- 未使用欄の未処理:必ず横二重線で埋め、空欄を残さない
- 色分けの誤り:奇数Qは赤、偶数Q・OTは黒(青)で徹底
- 経過分の算定違い:秒を含む場合の切り上げ解釈を、試合前にクルーで統一
- 合図の順序ミス:ブザー→T字→ベンチ指差し→計測開始を一定の型で
運用の最終確認は必ず大会要項と審判・TO主任の指示に従ってください。一次情報は日本バスケットボール協会の配布資料が基準になります。
ファール 書き方と記号の一覧

ファール記録は、個人・チームの累積管理とフリースローの有無の判定に直結します。記号の意味、書く位置、クォーター色との関係、未使用枠の処理までをセットで覚えておくと、試合中の齟齬を大幅に減らせます。
記号の基本と書き方
- P:パーソナルファウル
- T:テクニカルファウル
- U:アンスポーツマンライクファウル
- D:ディスクォリファイングファウル(退場)
- M:マンツーマンペナルティ(U12での特有表記)
- C:コーチのテクニカル
- B:ベンチメンバーのテクニカル
- GD:ゲームディスカリフィケーション(退場処置の注記)
書式の要点
- 個人欄には、該当する記号をクォーター色に合わせて記入します
- フリースローが与えられる場合は、本数を添記します(例:P1、P2)
- 2023年以降の運用では、従来の「Q番号」より「フリースロー本数の付記」を優先する大会が増えています。大会要項で指示がある場合はそれに従ってください
- 未使用の枠は試合終了後に横線で埋め、空欄を残さないようにします
チームファウルと個人ファウルの関係
- チームファウルは各クォーターでカウントし、4つに達した後は、以後の守備側の通常ファウルでフリースローが与えられる運用が一般的です
- コーチに記録されるファウル(C、Bなど)は、チームファウルに含めない扱いが明示されています
- 個人の5つ目のファウルに達した際は、ブザーで審判へ通知し、該当選手は退場となります(運用は大会規定に従います)
記入の流れとチェックポイント
- 審判のレポートを聞き取り、種類(P/T/U/Dなど)と選手番号、フリースローの有無を即時に確認
- スコアシートの個人欄へ記号と必要な付記(P1、P2など)を記入
- チームファウルの欄を更新し、4つ目到達時の表示(赤標識などの運用)はアシスタントと同期
- 5つ目の個人ファウル時はブザーで通知し、以後の処理(交代・出場時限)と整合が取れているかを確認
例で理解する:混同しやすいケース
- 攻撃側のパーソナルファウル:記号はP、フリースローなしが多い(例外は状況依存)。チームファウルは加算
- 守備側のパーソナルファウルでフリースローあり:P2などで本数を明記し、チームファウルも加算
- テクニカルファウル(選手):T1(フリースロー1)、チームファウルに加算されるかは大会規定に従う
- コーチのテクニカル:Cで記載、チームファウルには含めない
- アンスポーツマンライク:U2(多くは2本)。ディスクォリファイングはD表記とGD注記を併記
早見表:ファール記号と付記の目安
種別 | 記号 | 付記例 | チームF加算 | 補足 |
---|---|---|---|---|
パーソナル | P | P、P1、P2 | する | フリースロー本数は状況で変動 |
テクニカル(選手) | T | T1 | 大会規定に従う | 再開は規定の位置から |
テクニカル(コーチ) | C | C1 | しない | チームFに含めない |
ベンチテクニカル | B | B1 | しない | ベンチメンバー対象 |
アンスポーツマン | U | U2 | する | 再開位置が特例になる場合あり |
退場相当 | D | D、GD | する | GDは欄外注記で明確化 |
マンツーマンペナルティ | M | M | しない | U12特有。3回でGD扱いあり |
※「チームF加算」は大会規定で異なることがあります。最終判断は大会要項・審判指示を優先してください。
記入の手は速く、内容は正確に。色分け・記号・付記の型をクルー全員でそろえるだけで、ファール管理の齟齬は目に見えて減ります。試合前の5分間で「書き方の型合わせ」をしておくことが、現場ではいちばんのリスク対策になります。
ミニバスのスコアシートを書く実践手順

この記事のセクションでは以下の内容について解説します:
- 交代の合図と出場時限の記録
- スリーポイントの記録と注意点
- 動画で学ぶ記入練習のコツ
- 2023からの変更点と比較一覧
- まとめ ミニバス スコアシート 書き方
交代の合図と出場時限の記録
バスケットボールの交代は、単に選手が入れ替わるだけではなく、必ずルールに則った合図と記録が必要です。特にミニバスでは、選手の出場時間を公平に管理するため「出場時限」の記録が欠かせません。ここでは交代の基本手順とスコアシートへの正しい書き込み方を整理します。
交代の基本手順
- 交代希望の選手は、必ずスコアテーブル前に立ち、審判へ明確にアピールします。
- スコアラーはブザーを鳴らし、交代の意思を審判へ伝えます。
- 審判が交代を認めたタイミングで、新しい選手がコートに入り、交代対象の選手が速やかに退場します。
この一連の流れが守られないと、公式には交代が成立したことにならず、後の記録トラブルにつながります。
出場時限の記録方法
ミニバスでは、特定のクォーターに必ず出場する「時限ルール」が定められている場合があります。その際には、各選手の出場クォーターをスコアシートに正しく記録しなければなりません。
- 出場したクォーターに「○」印をつける
- 交代で途中から出場した場合も、そのクォーター全体を出場とみなす運用が一般的
- 規定の出場回数に達していない場合は、大会規定に従い修正やペナルティ処理を行う
出場時限は「試合結果そのもの」に直結するため、交代のたびに確実に更新することが大切です。
スリーポイントの記録と注意点

スリーポイントシュートが認められている試合では、スコアシートの記録に独自のルールがあります。特にランニングスコア欄の書き方が通常の2点シュートとは異なるため、慣れていないと混乱しやすい部分です。
スリーポイントの基本記録方法
- 得点欄には通常通り「3」と記入
- ランニングスコアには、得点者の背番号を丸で囲んで記録する
- 2点シュートは斜線、フリースローは黒丸など、他の得点と区別がつくように表記する
この「丸囲み」がスリーポイントである証明になるため、記入漏れや記号の混同は避けましょう。
注意点とよくあるミス
- スリーポイントラインを踏んでシュートした場合は「2点」と判定されるため、スコアラーも必ず審判のコールを聞いてから記入すること
- フリースローで得た3点(例:アンドワン+追加FT)は「スリーポイント」ではないため丸囲みは不要
- 審判のジェスチャー(両腕を高く掲げる)を見落とすと誤記録の原因になるため、視線の確認を意識する
スリーポイントは試合の流れを大きく変える得点であるため、記録の正確性が一段と求められます。
動画で学ぶ記入練習のコツ

スコアシートの書き方は、文章や図だけでなく「動きの流れ」を体感しながら覚えるのが効果的です。そのためにおすすめなのが、試合動画を使った練習法です。
動画練習の利点
- 試合のテンポや実際のプレー進行を体感できる
- ファウルや交代のタイミングなど「止まらない進行」の中で練習できる
- 静止画では分かりにくい、審判のコールやブザー音の流れも理解できる
効果的な練習手順
- YouTubeなどで公式試合の動画を再生
- 一時停止をせずに、リアルタイムでスコアをつける練習を行う
- 記入後、公式のスコアや記録と照らし合わせ、どこでミスしたかを確認
- 苦手な場面(例:短時間で続く交代、ファールの連続)を繰り返し練習する
この方法を継続すれば、試合中の速い展開にも自然と対応できるようになります。
動画を使った練習は、自宅でも気軽に取り組める実践的な学習法です。特に初心者の方は「見る→書く→振り返る」の流れを繰り返すことで、短期間でも大きくスキルアップが期待できます。
2023からの変更点と比較一覧

スコアシートの記入ルールは、年度ごとに少しずつ改訂が加えられています。2023年から2025年にかけての変更点を正しく理解しておくことで、試合本番で混乱せずに記録作業を進められます。ここでは特に大きな改訂点を中心に整理し、表形式で比較しやすくまとめました。
主な変更点の概要
- スリーポイントの扱い:2023年まではミニバスでは原則採用されていませんでしたが、2025年度の全国大会では正式に導入され、スコアシートでの丸囲み記録が必要になりました。
- タイムアウト記録方法:以前は「残り時間」をそのまま記入する方法が多かったのに対し、現在は「経過時間」を分単位で切り上げて記入するルールが明確化されています。
- 記入色の統一:クォーターごとの赤・黒(青)の色分けルールがより厳格に示され、誤記や混同を避けるための統一が進められました。
- ファウルの表記方法:従来は「Q番号」を添えて記入することが多かったものの、近年は「フリースロー本数」を優先して付記するスタイルに変更されています。
比較表:2023年と2025年の記入ルールの違い
項目 | 2023年以前 | 2025年現在 | 備考 |
---|---|---|---|
スリーポイント | 原則未採用(記録不要) | 全国大会で正式採用、背番号を丸囲みで記録 | 採用の有無は大会要項を確認 |
タイムアウトの書き方 | 残り時間をそのまま記入 | 経過時間を分単位で切り上げて記入 | 秒数がある場合は切り上げ |
記入色 | 赤・黒(青)の使い分けは曖昧 | 奇数Q=赤、偶数Q・OT=黒(青)で統一 | 大会間の差を減らす狙い |
ファウル表記 | Q番号と記号で管理 | 記号+フリースロー本数(例:P2、U2) | 公式の審判コールに基づく |
出場時限 | 一部大会のみ厳格に管理 | 全国的に統一的に記録を求める傾向 | 選手の公平な出場時間確保が目的 |
変更点に対応するためのポイント
- 古いスコアシートを流用せず、必ず最新版を公式サイトから入手して利用する
- 記録係全員で「秒を含む場合は切り上げる」などの細かいルールを試合前に統一しておく
- ファウル記号やスリーポイントの丸囲みなど、審判コールに依存する部分は「聞き逃さない」習慣を徹底する
これらの違いを把握しておくだけで、試合中の迷いが減り、正確でスムーズなスコア管理が可能になります。
なお、公式の変更点については日本バスケットボール協会の配布資料を必ず参照するようにしてください。
ミニバススコアシートの書き方まとめ
- 2025公式に準拠した記入が試合運営の信頼性を支える
- PDFやエクセルのテンプレートは準備の第一歩
- 正確なタイムアウトとファールの記録が記録ミス防止に直結
- 交代やスリーポイントの記録には見落としやすいルールに注意
- 映像を使った練習で細かなテクニックが身につきやすい
- 2023との相違を把握することで変更に対応できるようになる
- 書き方の理解により審判や他TOとの連携がスムーズになる
- スコアシートはただの帳票ではなくチームの記録として価値がある
- 試合前にルールとテンプレートを確認しておくと安心感が高まる
- クォーターごとのルールの違い(赤/黒記入など)にも注意
- 書き方の誤りは試合結果や証拠記録に影響する可能性がある
- 定期的にテンプレートやルール更新情報をチェックするといい
- 一度覚えたルールは練習や試合で習慣化されると記録精度が上がる
- チームで共有して記入ルールを統一することが記録の信頼性を高める
- スコアシートを丁寧に書くことがバスケに対する愛と理解の証になる